④瞬時に癒やしが起こる理由

「癒やし」のメカニズム

ヒーリングにはほとんど努力は必要なく、ほんの数秒〜数分で変化が起こることを実感していただけたかと思います。

でもなぜ、そんな奇跡的な変化が、こんなにも簡単に起こるのでしょうか?

まずは、過去の著名なヒーラーたちがこの現象をどう捉えていたかをご紹介し、続けて現代のヒーラーたちの見解、そして最後にわたし自身の考えをお伝えします。

ハリー・エドワーズ(1893-1976)

イギリスの有名なヒーラー。
ヒーリングを「霊的治療」と表現していました。
彼は、霊的治療が起こる理由について、
『地上が物理法則に支配されているのとちょうど同じように、霊界にも似たような法則があるのです』と著書の中で述べています。
さらに『霊的治療は一定の方向を持った想念の放射によって作動する法則力の結果として起こるものである』とも。

見えない世界の中で、私たちの思いが作用すると直感していたようです。

スリー・チャクラバルティ

インド・デリー出身のヒーラー。
20世紀後半に世界中で活動。
患者の身体に右手をかざすことで病気の場所を特定し癒すことができた。

彼女は自叙伝の中でこう語っています。
「手はわたしのものですが、主の御力が癒すのです。この私ではなく、主が癒されるのです」

スリーにとっての主(しゅ)とは、神であり、またサイ・ババでもあったようです。スリーは「癒す力」は自分にあるのではなく、大いなる存在のはたらきであると明言しています。

現代ヒーラーたちの多様な見解

現在活動しているヒーラーたちのあいだでも、癒しが起こる理由については様々な見方があります。

・分離の幻想が消えるとき、癒しは自然と起こる
・ゼロポイントに近付くことで、調整が起こる
・体と対話することで癒しが起こる
・意図することで、パラレルな現実へ移行できる
・エネルギー(氣、プラーナ)を送ることで癒しが起こる

これらは表現こそ異なりますが、「調和が自然に戻るプロセス」として共通の本質を指しているように感じられます。

マロン・レイの見解

『イメージは癒やしのスイッチ』

ヒーリングとは「こうなったらいいな」という意図、イメージがその対象に伝わることで起こる、自然な調整のプロセスだとわたしは理解しています。

まず、「痛みがやわらいでいる」「心が落ち着いている」とイメージすると、その思いは脳の中で電気信号として生まれます。脳は、私たちが考えたり感じたりするとき、いつも電気的な働きをしています。

次に、その脳の状態は脳波としてあらわれます。リラックスしているときの脳波は、体に「安心していいよ」という合図を送ります。この状態になると、心も体も力が抜けていきます。

すると、体はその合図を受け取って、自然に反応し始めます。呼吸が深くなったり、筋肉の緊張がゆるんだり、自律神経が整って、血の巡りや内臓の働きが落ち着いてきます。

さらにその影響は、細胞のはたらきにも届きます。細胞は「回復しやすい状態」になると、本来持っている治ろうとする力を発揮します。

ヒーリングとは、体が本来のバランスをとりもどす環境の整えるためのGOサインを「イメージ」として届けることなのです。

そしてこれが自分自身だけでなく、他者にも変化を与えることができるのは、わたしたちが見た目には別々の存在に見えても、実はひとつの大きな生命体のように分離することなくつながっているからなのです。

レイ・ポイントとの関わり

これは、わたしがヒーリングをしているときに起こる感覚なのですが、そこには時間もなく空間もなく、あなたもわたしもなく、ひとつの”場”だけがあります。

この場がレイ・ポイントでありすべての現象が生み出されている場です。普段は自我のフィルターで見えなくなっていますが、わたしたちはこのレイ・ポイントなしに存在することはできませんし、すべてがひとつにつながっているのです。

自我のフィルターがゆるんだとき、時間と空間の中に生きてるという”設定”がゆるみ、「時空を超えて」直接創造の場にアクセスできるのです。

自我がゆるんでいるとき、それが「なんでもないとき」なのです。